近年、どんどん亜熱帯化してきている日本の夏。
体温に近いほどの暑さが連日続くことも珍しくありません。
一人暮らしのお部屋はあまり広さがないワンルームも多く、狭さから風通しが悪い場合もあるようです。1階に住んでいると防犯上窓も開けにくく、エアコンに頼りがちになってしまいます。
そこで今回は、一人暮らしの夏の電気代やお得なエアコンの使い方から、シーンに合わせた暑さ対策など、暑い夏を乗り切る方法をご紹介します!
甲子園口駅周辺の賃貸物件で一人暮らしをお考えの方は、本記事を参考にお部屋選びから暑さ対策を考えてみてはいかがでしょうか。
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一人暮らしの暑さ対策14選!
夏は暑いですね。一人暮らしの方は、エアコンや扇風機などの電気代が気になるかもしれません。しかし、快適な室温を保つことは、健康や仕事にも影響します。そこで、今回は一人暮らしの暑さ対策として、電気代を節約しながら涼しく過ごす方法を14選ご紹介します。これらの方法は、簡単に実践できるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
①サーキュレーターを合わせて使う
サーキュレーターを使用して送風すると、エアコンの冷房効率が上がります。
体に直接風を当てて使用するのではなく、部屋の空気を循環させるように使用しましょう。
冷たい空気は下の方に溜まってしまうもの。
これを防ぐためにサーキュレータを回し、部屋の上部と下部の温度差を無くすことで全体の温度も下がります。
エアコンの設定温度を下げる前に、風で空気を循環させる方法を試してみましょう。
また、サーキュレーターは換気の役割もできる優れもの。
窓を開け、開いている窓に向かって使用すると室内の熱気が外に逃げるため室温が下がります。
エアコンと併用することで、結果としてエアコン一台をフル稼働させるよりも電気代を抑えることができます。
②運転モードを確認し、つけっぱなしで使う
エアコンにはいくつか運転モードが搭載されています。
冷房と除湿では、除湿機能を使用した方が電気代は抑えられるようです。
また、電気代を考えると電源はこまめに消した方が良いように感じてしまいます。
しかし、もっとも大きな電力がかかるのは室温を設定温度に近づけようとエアコンが稼働するとき。
こまめに電源を消してしまうと、その都度エアコンが暑い室内を涼しくしようとして電力を消費し電気代もかさんでしまいます。
一方、つけっぱなし状態で設定温度を維持するだけであれば、大きく電力消費をすることはありません。
お部屋が乾燥してしまう、体が冷えすぎて具合が悪くなってしまうなどのデメリットもありますので、状況に合わせて使用していきましょう。
③エアコンの定期的な掃除
フィルターにごみが詰まってしまっていると、冷房の効率が落ちます。
ゴミやほこりが付着していると、健康に害が出てしまうこともあり得ます。
2週間に1度程度は、フィルターの掃除をおこないましょう。
掃除機で汚れを吸い取ったり、水で洗い流すなど綺麗に保つことが大切です。
④遮熱・遮断カーテンやすだれを使用する
窓から入ってくる熱をカーテンやすだれで遮断し、部屋の暑さを和らげる方法もあります。
遮断・遮熱カーテンは窓から入る熱を遮断することによって室温の上昇を防ぎます。
すだれは、直射日光を防ぎつつ風も通してくれるので暑さ対策に最適。
古くから日差し除けに使われているものは、理にかなっているのですね。
ちなみに、夏の室温上昇は、7割が窓から伝わる熱が原因で発生します。
窓に暑さ対策をすることで、お部屋の温度全体にも影響を与えてくれるのです。
⑤冷凍したペットボトルをサーキュレーターの前に置く
ペットボトルに水を入れて凍らせ、それをサーキュレーターの前に置くと風が涼しくなります。
おすすめの本数は3本ほどが目安。
ペットボトルの冷気がサーキュレーターの風に乗り、暑さも少し和らぎます。
⑥ベランダに打ち水をする
ベランダやバルコニーに打ち水をするのも効果的です。
ポイントは、適切な時間を選ぶこと。
朝や夕方などの気温が低い時間帯におこなってください。
日中の暑い時間では、気化熱によって水がすぐに蒸発し、かえって蒸し暑さを感じてしまいます。
打ち水をおこなう際は、賃貸物件の管理規約や隣のお部屋に住む方への配慮も忘れずに。
⑦涼を感じるインテリアを置く
実際に暑さを払ってくれるわけではありませんが、視覚・聴覚などで涼しさを感じることもひとつの方法です。
風鈴に代表されるような、夏ならではのインテリアを置いてみましょう。
うちわや貝殻、籠のようなアイテムをふだん良く目にする場所に配置するのも良し。
ガラスの花瓶などで花を飾ると、ガラスの質感がひんやりとした感覚を与えてくれます。
ベットカバーやラグを寒色系に変えるのも、暑さを和らげてくれるかもしれません。
青、緑、藍色などで涼しさを感じましょう。
涼しげなお部屋に仕上げることで、五感から涼しさを感じられるようになります。
⑧すばやく解決!部屋に熱がこもる時の対策法
お昼に暖められた空気が部屋にこもり続け、夜も部屋が暑いままになることがあります。
その場合、部屋より外気が低い時間帯(夜~翌午前中)に窓を開けて空気を入れ替えるのが効率的です。
空気が部屋全体を通り抜けられるよう、対角線の窓を開けましょう。
扇風機やサーキュレーターを窓の外に向けて回すことで、部屋の空気を外へ出す風の流れが作られるので、さらに効果的です。
ただし、外気温の方が高かったり、部屋の中とあまり変わらない温度差ならこの換気は行わず、エアコンを使って熱を逃がす対策をしましょう。
エアコンを「自動運転」に設定しておくと、温度や風量を最適な出力に調節してくれるので、節電につながります。
自分で調節せずにエアコンにおまかせすることで、熱のこもった空気を効率良く入れ替えましょう。
⑨熱がこもる原因とワンルームですべき暑さ対策!
熱がこもる原因のひとつとして、断熱ができていないことが考えられます。
特に大きな窓がある部屋は断熱性が低いため、日中の気温が高い時期は、夜まで熱がこもることがあります。
外気温が暑くなる時は、外出時にカーテンを閉めてしっかり遮熱し、帰宅後には空気を入れ替えるよう心がけましょう。
窓に貼れる遮熱メッシュも、直射日光が和らげる効果があるので、併用がおすすめです。
またワンルームでは、エアコンひとつで広い空間を冷やすことになるので、時間がかかることもあるでしょう。
そのためワンルームでは、キッチンに間仕切りカーテンを使う方法が効果的です。
余分な場所にエアコンの冷気が広がらないため、リビングの涼しさをキープすることができます。
突っ張り棒だけで設置できるカーテンもあるので、カーテンレールのない場所でも手軽に取り入れられます。
⑩エアコンだけはNG!狭い部屋の暑さ対策!
暑い時期には、エアコンが必需品ですよね。
狭い部屋なら冷えやすいので、ついエアコンを頼ってしまいます。
しかしエアコンだけで暑さをしのぐ生活は、電気代や体調面が気になります。
最近のエアコンなら省エネできますが、古いものを使っていると電気代が高くつきやすくなります。
また、エアコンで部屋を冷やし過ぎると冷え性になったり、夏風邪をひく原因にもなります。
エアコン以外の暑さ対策で、効率的に部屋を涼しくすることが大切です。
まずは、部屋の換気を行いましょう。
帰宅後すぐにエアコンをつけるより、空気を入れ替えてからの方が早く涼しくできます。
窓が1ヶ所しかない場合は、扇風機や換気扇を併用しましょう。
湿度が高い時は、部屋を除湿することもポイントになります。
一般的には、同じ気温でも湿度60%に達するあたりから暑さが不快に感じます。
エアコンの除湿機能や除湿器を使って、部屋の湿度を下げましょう。
浴室やキッチンで発生した蒸気を、他の部屋に入れないようにするのも大切です。
⑪シャワーで汗を流す
シャワーで汗を流すだけでも、暑さは半減します。
帰宅後はエアコンをつける前に、まずはシャワーかお風呂で汗を流しましょう。
ただし、冷たい水でシャワーを浴びると体の表面が冷えてしまい、逆に暑さを感じてしまいます。
そのため、シャワーはぬるめの温度で浴びましょう。
⑫すのこベッドやい草シーツを使う
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
そのため、夏場の寝具は通気性の良い「すのこベッド」や「い草シーツ」を使うのがおすすめです。
畳んだり丸めたりできるすのこベッドもあるので、一人暮らしの生活空間を有効活用できます。
そしてい草シーツは汗を吸収しつつ、布団の中を蒸れにくい状態にしてくれるので、暑い夜でも快適に眠れることでしょう。
⑬窓を全開する
当たり前に思われるかもしれませんが、暑さ対策では空気の入れ替えがとても重要です。
窓が複数ある場合は、全ての窓を開けましょう。
部屋の熱が外に流れ、エアコンが効きやすくなります。
⑭遮熱対策をする
部屋の暑さの原因となる窓に、遮熱対策をしましょう。
アパートでもできる方法は、遮熱カーテン・遮熱フィルムがあります。
遮熱カーテンは日光と赤外線をカットするため、一般的なカーテンよりも温度上昇を軽減できます。
遮熱フィルムは日光を反射・吸収してくれます。
貼って剥がせるタイプを採用すれば窓を傷つけることはほぼないですが、長期間貼りっぱなしだと糊が剥がれづらくなることがありますので注意しましょう。
一人暮らしの夏の電気代はどのくらいかかる?
蒸し暑く気温も大幅に上昇している日は、エアコンの活用が必須です。
エアコンを使わないと、部屋の中であっても熱中症の危険も高まってしまうため上手に活用することが大事です。
ただ、毎日エアコンを使っていると気になるのは電気代。
一人暮らしの電気代、夏場はどの程度かかるものなのでしょうか。
単身世帯の場合、夏の電気代は月額8,000円ほどが平均のようです。
一日中エアコンをつけっぱなしにしている場合はもう少し加算されるため、1万円を超えてしまう場合もあるでしょう。
大きな出費になってしまいことは間違いないのですが、エアコン無しで夏を過ごすのは危険です。
一人暮らしの賃貸物件はそもそも窓が少ないので熱気もこもりやすい。
体調を崩してしまわないためにも、電気代のためにエアコンの使用を無理に控えることはやめましょう。
涼しいお部屋を選ぶと効率的!
賃貸物件でもできる暑さ対策はいろいろありますが、お部屋選びの段階で涼しい部屋を探してみる方法もあります。
暑さに弱い方は、この時点でできるだけ涼しいお部屋を選ぶことが一番です。
日当たりが良いお部屋は賃貸物件においてメリットとなりますが、夏場は暑くなりすぎることがあります。
あまりにも日当たりが良すぎると、室内が高温になり熱中症の危険性も高まります。
直射日光が当たりやすいのは、最上階です。
最上階のお部屋は、外気の影響も受けやすいため、室温は高くなりがちでしょう。
西向きのお部屋も、午後に強い日差しが当たってしまうために、夕方以降も室温が高い状態が続きます。
暑さを避けたい場合は、北向きのお部屋も検討してみましょう。
一般的に、北向きは日当たりが悪いために賃貸物件ではデメリットとされています。
人気も集まりにくいために家賃も抑えられるかもしれません。
お部屋の換気が効果的にできるかどうかも重要です。
一般的なワンルームのように、窓が一か所にしかないお部屋は換気がしにくいため室温も下げにくいです。
角部屋で、2方向に窓があると換気はしやすいでしょう。
小さい窓でも良いので、リビングの反対側にも風の通り道を作れるお部屋がおすすめです。
まとめ
今回は、一人暮らしのお部屋でできる暑さ対策を解説しました。
うだるような暑さが続く日も多い日本の夏。
エアコンの活用は必須ですが、その他にも電気代をおさえながらできる対策があります。
これから賃貸物件を探す場合は、角部屋などの涼しいお部屋を検討するのも手です。
無理をしない範囲で工夫をしながら、夏を乗り越えましょう。
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