一人暮らしの部屋のレイアウトを考えるとき、1Kの間取りは人気の選択肢です。1Kとは、1部屋とキッチンが独立している間取りで、6~8畳くらいが一般的です。1Kの部屋では、どんな家具を置くか、どう配置するかで印象が大きく変わります。この記事では、一人暮らしの1Kの部屋のレイアウト例を6つ紹介します。参考にして、自分に合った快適な空間を作りましょう。
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1Kの部屋のレイアウトのコツ
1Kの部屋のレイアウトを考えるときには、以下のようなコツを覚えておくと便利です。
- コンセントを家具で隠さない
- 入口の対角線上はすっきりさせる
- ベッドは壁に寄せて配置する
- 背の高い家具は入り口側に配置する
- お部屋のテーマを決めてから家具を選ぶ
コンセントを家具で隠さないというのは、家電製品を設置するときに不便にならないようにするためです。コンセントの位置を確認してから家具を配置しましょう。もしコンセントが隠れてしまう場合は、タップ式の延長コードを使うと良いです。
入口の対角線上はすっきりさせるというのは、お部屋に入って最初に目に入る場所なので、物がごちゃごちゃしていると印象が悪くなるためです。できれば何も置かないか、背の低い家具やインテリアを置くようにしましょう。
ベッドは壁に寄せて配置するというのは、お部屋の中央に置くとデッドスペースが生まれてしまうためです。可能であればお部屋の角に置くとレイアウトしやすくなります。ベッドはお部屋の大きさに対して大きなウェイトを占めるので、配置に注意しましょう。
背の高い家具は入り口側に配置するというのは、奥行きが広く見えて開放感が出るためです。背の高い家具を奥に置くと視界が遮られて圧迫感が出てしまいます。収納棚やデスクなどは手前に置いて、ローテーブルやベッドなどは窓際に置くと良いでしょう。
お部屋のテーマを決めてから家具を選ぶというのは、統一感や雰囲気を出すためです。お部屋の床や壁の色に合わせて家具の色やデザイン、素材感などを選びましょう。白を基調とするならカラーをポイントにしたり、黒でメリハリをつけたりすると良いです。木目調の家具で統一するなら間接照明や緑を取り入れたりすると良いです。
1Kの部屋のレイアウト例
それでは、実際に1Kの部屋のレイアウト例を見ていきましょう。細長い部屋と正方形に近い部屋という代表的な形状に分けて、それぞれ3つずつ紹介します。
細長い部屋のレイアウト例
細長い部屋のレイアウト例を3つ紹介します。ベッドの向きを縦にするか横にするかで印象が変わります。
【例1】シンプルなレイアウト
荷物が少ない人は、ベッドとテーブルのみのシンプルなレイアウトができます。ベッドと窓を平行に配置すると、残りのスペースが正方形に近くなり、ラグとローテーブルを置きやすくなります。ベッドをソファがわりに使うこともできる、床座りスタイルが好きな人向けのレイアウトです。
【例2】ダイニングテーブルを置いたレイアウト
ベッドと窓を垂直に配置すると、玄関から部屋のドア、ベランダの窓がほぼまっすぐにつながって、より暮らしやすい動線になります。ベッドを置いた残りのスペースが細長くなるので、ラグの代わりにマットを置いて、窓辺のダイニングテーブル&チェアをくつろぎスペースとするアイデアです。朝の日当たりがいい部屋なら、外を見ながらの朝ごはんが気持ちいい空間となりそうですね。
【例3】家具で仕切りを設けたレイアウト
ベッドの横にカラーボックスや収納棚で仕切りを作って、寝室のような空間を作り出すコドができます。1Kは寝室と居室が一緒になっているので、空間が仕切られていないと落ち着かない、メリハリをつけたいという人にはおすすめです。
正方形に近い部屋のレイアウト例
正方形に近い部屋のレイアウト例を3つ紹介します。8畳くらいあれば、ベッドとソファを両方置けるなど、家具レイアウトのバリエーションが広がります。
【例4】ソファを置いた「くつろぐ」レイアウト
家に帰ったらゴロゴロとくつろぎたい人向けのレイアウト。ベッドがあって、それとは別にソファとテーブルとテレビを置くスタイルは、部屋としてのまとまりが出ます。ソファは窓際に置いて、日差しを浴びながらリラックスできるようにしましょう。ベッドは入り口の対角線上に置いて、お部屋の中央にデッドスペースができないようにしましょう。家具の色は白やベージュなどの明るい色で統一して、清潔感と開放感を出しましょう。
【例5】デスクを置いた「働く」レイアウト
在宅勤務やテレワークが増えた今、お部屋にデスクを置く人も多いでしょう。デスクは窓際に置いて、自然光を取り入れて明るく快適な作業環境を作りましょう。デスクの上にはパソコンや文房具などの必要なものだけを置いて、シンプルにまとめましょう。ベッドは入り口から見えないように壁に寄せて配置しましょう。家具の色は黒やグレーなどの落ち着いた色で統一して、シックでモダンな雰囲気を出しましょう。
【例6】ロフトベッドを置いた「遊ぶ」レイアウト
お部屋の広さを有効活用したい人向けのレイアウト。ロフトベッドを置くことで、下のスペースが広く使えます。下にはソファやテーブル、テレビなどを置いて、友達を呼んだり、趣味に没頭したりできる空間にしましょう。ロフトベッドは天井から少し離しておくと、圧迫感が軽減されます。家具の色は赤や青などのポップな色で統一して、楽しく元気な雰囲気を出しましょう。
まとめ
この記事では、一人暮らしの1Kの部屋のレイアウト例を6つ紹介しました。1Kの部屋では、コンセントの位置や入口の対角線上、ベッドの向きや配置などに注意して、自分に合った快適な空間を作りましょう。また、お部屋のテーマを決めてから家具を選ぶと、統一感や雰囲気が出ます。細長い部屋と正方形に近い部屋という代表的な形状に応じて、シンプルなレイアウトやダイニングテーブルを置いたレイアウト、ソファを置いたレイアウトなどを参考にしてみてください。
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